私の観た映画の話。感想を言い合った。
彼にどこの星に行きたい?って訊いたけど、
「人間が住める星」って言ってた。
私は前に逢った時、「土星」と答えた。
彼曰く、「土星は地球の重力の10倍で、
人間が住めるような環境ではないほど寒い。」

「アナライズ・ミー」に興味を持ってくれて嬉しかった。
ロバート・デニーロは、彼曰く北大路欣也みたいな俳優。
私はロバート・デニーロの映画はコメディしか観た事がないから、
何でこの俳優さんがコメディをやる事がそんなに凄いのかが
わからないのだった。

「一緒にレイトショーが観たいな。」と私。
「レイトショーって3人くらいしかお客さんいない時あって、
眠い映画の時は寝てしまうねんな。」と彼。
「それで映画館やっていけるの?」
「いや、昼間にお客さん入ってるから大丈夫やろ。」

彼はこれまで3回観たが、3回とも同じシーンで寝てしまう映画があるらしく、
映画館に観に行って途中で寝て、
映画を借りて途中で寝て、
テレビでやってるのを観ても途中で寝て、
結局どういう結末なのか知らないらしい。

私はB’zの「愛しい人よGood Night」を聴くと眠くなる。
車の中で聴くねんけど、あくびが出てきて眠くてたまらなくなるのだった。
ここでハッと気付いた。「Good Night」だからか!
「おやすみ」って意味だもんな。

レストランで見た、クリスマスツリー。そして窓の外の猫の親子。
冬にほっとぬくもりました。

メガネがずれるからメガネを外した。
「メガネ屋怖いねん。」
「何が怖いの?」
「メガネって何万もするし、老眼鏡と違って何年も毎日かけるねんで。
気に入らなかったら嫌やんか。」

レストランで、テーブルの上に左手を伸ばして手をつないだ。

レストランに入って、1時間以上経過していた。
私は約1時間もかけて1皿のランチを食べていた。
彼はつるっと食べ終わってしまったのに。

「このお店、ゆっくりできていいでしょ。」と私。
「ああ。空間が広いからな。」と彼。
「混んでるお店だと落ち着かなくて。」
(事実、混んでるお店や席が空くまでお客さんが待ってる店だと、
店を早く出ようと焦って食べてしまい、味わってる余裕もなく、
結局料理の味が記憶に残らなかったりする。
おしゃべりしてても周りが気になるし。)

彼は私が食べ終わって、帰り支度するのを待ってくれていた。
大きなクリスマスツリーを立って見つめる彼。


レストランを出て、ホテルへと道を急ぐ。
「来た道を戻ってください。」と彼に伝えた。

「あのね。ゆっくり食べると全部食べきれるの。
本当は途中で食べきれないかもって思ったけど、
時間をかけたら全部食べきれた。
私は丼物だと量に圧倒されて、ご飯が食べきれないの。」
「えぇ~!!」と彼が素っ頓狂な反応を示した。
目の前にトラクターが止まっていて、
トラクターに対して驚いたのかと思ったら、
私の話に率直に驚いたのだった。
「じゃあ、丼物が食べきれないって、定食の方がいいって事?」
「うーん。定食より麺類の方が好きかな。」
「じゃあ麺類だったら食べきれるの?」
「うん。まあそうだね。あとチャーハンとか。
丼物は天丼だったら天ぷらだけで満足してご飯が食べきれない。」
「天丼って初めて食べた時こんなにうまい物がある物か、って思ったな。」
「うん。そうだよね。天つゆで食べてもおいしいし、タレもおいしいよね。」
「中学の時は天丼よく食べたなー。」
「私は10代の時にカツ丼をよく食べた。
父親に連れて行かれる食堂で食べさせられるのがカツ丼で。
もう今はカツ丼食べたいと思わないし、食べきれないだろうな。」
「カツ丼がうまいと思えるのは10代の頃やろうな。」

車に乗っている時、彼は今日サングラスをかけていなくて、
話している時私の方をチラッチラッと見て、運転していた。
私が彼の方を見たら、彼は前に向き直ってたりして、
目が合いそうで合わないのもなんだか切ない。

「で、何の天ぷらが好きなの?」と彼。
「うーん。のりか・・・大葉。」と私。
「渋いな。」
「でもおいしいじゃない?あとピーマン、しいたけも好き。」
「しいたけもおいしいよなあ。一番好きなのは海老?」
「海老も好きだけど、かぼちゃかなあ。」
「じゃがいもは?」
「じゃがいもも好き。ミニトマトもおいしいよ。」
「ミニトマトもおいしい。」
「あと半熟卵。」
「半熟卵は形崩れない?」
「黄身が出てきたりね。」
「俺、イカの天ぷらが好きって言ってたけど、イカのフライかもしれない。」
「私もあのよく居酒屋さんにあるようなイカの揚げ物好きだよ
(イカの唐揚げのこと)」
(本当はイカリングも好き。)

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