1988年の洋画。女の友情ものです。
主人公のCC・ブルームがコンサートのリハーサルをしている所から始まります。
急に空港へ向かい、大雨の中レンタカーを運転するCC。
ここから、CCの少女時代の回想が始まります。

CCは子供のショーの看板娘。
海で偶然ヒラリーという女の子と知り合った。
ハリウッド映画のオーディションで歌を披露したCC。
凄く歌が上手い!
ヒラリーはCCの歌を聴き、すっかり気に入り、2人は友達に。
ヒラリーは裕福な家庭に生まれ育ったお嬢様で、
住まいはサンフランシスコのアサートン。
CCの住まいはブロンクス。
2人は10年以上文通を続け、大人になって再会するのでした。

CCは鳴かず飛ばずの歌手。貧しい生活を送っていた。
ヒラリーは厳しくがんじがらめの生活からの脱出。
裕福で恵まれている環境よりも、自由を選んだのでした。
CCのアパートに住まわせてもらい、弁護士として働く事に。

CCは演出家のジョン・ピアースに誘われ、小劇団ファルコンに入った。
最初はチョイ役だったが、ついに主役に抜擢され成功を収める。
しかしヒラリーとジョンは惹かれ合い、一夜を共にする。
CCはジョンの事が好きだったので嫉妬するが、ヒラリーを許す。

ヒラリーは父の容態が思わしくないので、実家へ帰省。
マイケルという弁護士と付き合い、結婚。
CCはジョンと付き合う事になり、結婚。
その間もCCとヒラリーは文通でやり取り。

2人はCCの「ジズル」というミュージカルの公演後に再会。
CCは高級住宅を借りられるまでになり、
ヒラリーは弁護士を辞め専業主婦になっていた。
2人は喧嘩してしまい、CCからの手紙を送り返してしまうヒラリー。
CCはヒラリーからの返事がなくても、手紙を送ったのでした。

そして約3年後。CCは歌の公演でサンフランシスコへ。
その話を聞きつけたヒラリーは、CCの元へ。
果たして2人は和解できるのか。
で、この後の2人も山あり谷ありで・・・。


容姿も性格も育った環境も異なる2人の友情物語。
下品なシーンもあるけど、面白かった。
日本のドラマ「素顔のままで」はこの作品に影響を受けたんでしょうね。
設定が似てるし、特に終盤の展開は酷似。
でも「素顔のままで」は、恋と友情の狭間で悩み苦しむっていうのが
主なストーリーだったので、そういうのが日本人には受けたのかも。

「フォーエバーフレンズ」は歌っているシーンがよく出てくるし、
CC役のベット・ミドラーも、CCの子役時代のメイム・ビアリクも
歌がめちゃくちゃ上手いです。
CCがスターへと上り詰めるまでの波乱万丈の人生と、
ヒラリーの壮絶な人生が描かれていて、
会っていない期間は手紙のやり取りで近況を知るっていうのが
時代を感じますね。
今でいうとメールとか、日記やSNSでのやり取りですよね。
これが何年も続けられるっていうのは凄い事。
友情の危機もあり、一方的に手紙を送り続けるシーンもあったけど・・・。

同じ時期に同じ境遇で友情が深まる事もあれば、
お互い嫉妬し合ったりと、本当に女の友情って難しいなあって思いますね。
私は友達作りも人付き合いも苦手。
無理して付き合うのが苦痛。
だから自分から離れたり、疎遠にしたり。
反対に相手から疎遠にされたり。
1人だけ付き合いのある友達がいるけど、
もう新しく友達作りたくないし、このままで十分です。
一から信頼関係築いていくのも大変だし、詮索されたくないし。
勧誘されたらって思うと怖いし。
人間不信なんでしょうね。
それにひとりの時間も好き。自分の生活を大切にしたい。

友情ものの作品が好きなのは、理想的な友情がそこにはあって、
内心羨ましいからなんだろうな。

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