ランチの店は平日の正午前でしかも雨なのに、テーブル席は埋まっていた。
空いてる席はカウンター席だけ。
テーブル席の人たちに背を向けて座ることになるし、
並んで座るのも好き。

「タコライス好きなんだ。あなたは好き?」
「タコライスよりタコスが好きかな。
店で食べるタコライスはええねんけど、屋台のタコライスはまずいねん。
フェスの屋台でタコライス頼んだら旨かった試しがない。
っていうかフェスの屋台ではカレー一択やな。カレー以外まずい。
カレーはまず外れないからな」
「まあねえ。でも、吉○屋のカレーはまずいで。
私2回だけ吉○屋行ったことあるけど、
1回カレー頼んだら、こんなにまずいカレーがあるんかってくらい
まずかったもん。
味薄いし、じゃがいも硬いし」
「なんで吉○屋でカレーなん?牛丼食べたらいいのに。
カレーやったらココイチ行けばよかったんちゃう」
「仕方なかったんや」
これはね、察してください^^;

「あなたは魚介系カレーが一番好きなの?」
「一番好きやな」
「でもビーフカレーも好きなんでしょ?」
「ビーフよりも魚介系カレーやな。魚介のエキスが出てるから」
「私はエビカレーが好きなんだ。あとアサリカレーも作ったりするよ」
「俺魚介の中でアサリカレーが一番好き」
「そうなの?なんで?」
「貝のエキスが一番出てるから」
「まあ確かに」

注文して待ってる間はPOG馬の話をしていた。
食べてる間は、Part1に書いた通り、ダイエットの話をしていた。
彼の食生活に関してはあまりこっちから訊けないし、口を出せない。
彼が用意できるものは自分で用意してるんだろうが、
あとは奥さんが作ってるんだろうし。
彼も彼で奥さんの話を自分からはしてこない。

お店には1時間近くいたようである。
ランチの会計は彼がするのが2人で決めたルール。
車に乗り込んでから「ごちそうさまでした」と言った。

ランチの店に入る前に話してたアニメについて、
「登場人物が多すぎるから声優さんも多いだろうし、
描き分けも大変だろうね。
同じ髪型の人が出てくると最初は違いがわからなかった」

彼に主要キャラで好きなキャラは誰か訊くと、
なんと私と同じキャラでした!(*゚▽゚*)
いい奴なのよ。

POG馬の話の続きをする。
「”シゲルヒラシャイン”っていい名前やんか」
「なんか『島耕作』みたいな。島耕作って今会長らしいで」
「俺『島耕作』って読んだことないねんけど、会長って凄いな」
「私も読んだことない。でも1つの仕事を辞めないで続けていることが
一番凄いと思う」

定宿が見えてきた。午後1時なので、見事に空室だらけ。
しかし狙っていた部屋は埋まっていた。
入ったことのない23号室にしてみた。
私がモタモタしているうちに、彼は車を先に出て荷物を持って、
ガレージのシャッターを閉めた。
部屋に通じるドアのカギを、いつも私は閉めるのだが、
今日は閉め忘れた。
彼が先に階段を上る。その後に続く。

23号室は和と木目調の融合だった。
広くはないけど、落ち着く部屋。
お風呂もトイレも新しめで綺麗である。
前まで置いてなかった消毒用ジェルが置かれている。
これ嬉しい。

ベッドルームのテーブルに荷物を置く彼。
私はソファに荷物を置き、濡れてる靴下を脱ぐ。
「これ見て~」
「うわひどいな」
濡れてるし、スニーカーが色落ちして靴下が変色してる(;´Д`
「靴に穴開いてるんかなあ(ノ_-;)」
「乾かし。といっても乾くかな」
「扇風機で乾かすわ」
このホテルは夏季になると扇風機が置いてあるのだ。
ハンガーに靴下をかけて干し、扇風機の風を当てる。

彼に、「ソファどっちに座るの」と訊いたら、
「左」って言うんで、私は右に。
なんか今日、ランチの店でも彼は左だったなあ。

「ホテルに入ると落ち着く。普段店っていうか、外食しないからさ。
特に初めて行く店に入ると、緊張するねん。
あなたに話してない事、まだいっぱいあるのよ。
あなたもそうやと思うけど」と私。

私が必要な物を出してる間に、彼はテキパキと歯磨きを済ませ、
バスローブに着替える。
え!もうバスローブ?
「いつもそうじゃなかった?リラックスしたくて」
いやいやいや、あなたバスローブになるのはいつも後半でっせ(^へ^;

お互いのトイレしてる所を見るのはお約束になりましたな。
彼に先日の生理事情について話す。
私が歯を磨いていると、彼は持ってきたジャズやボサノバのCDを見ていた。
1人は知ってるけど、あとは知らないミュージシャンである。

彼はバスローブ姿。私はここで持参したコスプレ服という名の
特攻服風白衣を着るべきなのだろうか・・・。
彼に訊いてみると、「着替えて」って言う。
マジかよ。後半に着るつもりだったのに。
「Tシャツの上?それとも下着の上?全裸?」
「白衣にTシャツはなし。全裸で」っていう注文。
洗面所とベッドルームの間に壁があるので、そこで着替えた。
でも全部脱ぐ前に下着を見せに行った。
「可愛い」って言ってくれた♡

全裸の上に白衣を着る。
「ボタンは閉める?開けたまま?」
「全部閉めて」
とりあえず全部閉めて登場してみた。
「おおー!いいやんか」と彼は喜んでくれた。
白衣は白衣だけど、長い白シャツを着てるだけに見えるのだが。
そういえば、彼の前でコスプレするの初めてだ☆

メガネを忘れたので、彼の老眼鏡をかけてみた。
彼的に全裸の上に白衣。さらにメガネはツボらしく、
「もうやばい(/∀\*)」と興奮してくれた。

ほんまにこんな女に興奮してくれるのは、あなたが最後やで。

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